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最終更新日 2025年05月31日 


◆ 古文翻訳装置

 
誤訳が多いですね(その3) 2008年10月03日(金) 00時24分  
今回は、複数意味がある単語が原因の誤訳を例示いたしましょう。

宮沢賢治の作品の中に「雨ニモマケズ」という作品があるのはご存じの方も多いでしょう。その一節に

雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ

と言う部分があります。

その一行目、

雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ

の意味は、

雪にも夏の暑さにも負けない

ですが、
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誤訳が多ですね(その2) 2008年09月28日(日) 22時58分  
誤訳にも色々種類があります。
今日ご紹介するのは単語が登録されていないことにより起こる誤訳です。

バーション2.12では改善されていますが、

しろいめをする

というのがありました。どういう状況でしょうかね。

これ、

しろしめす

と入力したときの出力です。

「しろしめす」自体は「知っていらっしゃる」と言う意味なのです。しかしながら、それが単語として登録されていなかったために、しろし【ク活用形容詞「しろし」終止形:しろい】 め【名詞:め】 す【サ行変格活用動詞「す」終止形:する】と解釈したわけです。(文法的には「しろめす」のように、「しろし」が連体形にならないとおかしいのですが。)

この種類の誤訳は、登録単語を増やすことによって解決できます。もしみなさんも、登録されていない単語を見つけたら、当研究センターまで教えて下さいね。

 
誤訳が多いですね(その1)。 2008年09月13日(土) 01時13分  
古文翻訳装置のプログラムの中で、比較的初期の段階で制作したのが助動詞を翻訳するプログラムでした。「~なり」だったら「~である」と訳出する機能を実現しているプログラムですね。

大学受験に望む高校生は、助動詞の意味と活用、そして接続を覚えないといけないんですね。「~なり」だったら「断定」「ラ変型」「連用形接続」と言うような感じに。

ただ、助動詞によっては連用形がなかったりとか活用が不規則だったりとか、いろいろ型破りなものがあって面倒くさい所です。この助動詞の後ろにこの助動詞は接続しないという決まりも多いです。たとえば「断定の助動詞なり」と「過去の助動詞けり」を「ハ行四段活用思ふ」にくっつける場合、「思ひけるなり」と「思ふなりけり」になります。用例は両方見られます。しかし、「打ち消しの助動詞ず」と「受け身の助動詞る(又は、らる)」が「ハ行四段活用思ふ」に続く場合、「思はざららる」とはならず、「思はれず」となります。

言いたいことを手短に言うと、「受け身の助動詞る(又は、らる)」は未然形接続ですから、「打ち消しの助動詞ず」の未然形「ざら」の後に接続してもいいはずです。しかしながらそれは間違いなのです。なぜかと言えば、昔の人がこのように使っていた形跡がないからです。古文の文法は、あとから偉い学者さんたちが考えたいわば後付のルールなので、そのルールに当てはまらないものも多いらしいです。結局、例文を一つか二つ覚えておかないと正しい接続は見いだせないんですね。


 
次期バージョンアップはいつのことやら… 2008年08月25日(月) 00時41分  
古文翻訳装置の現在バージョンは2.12です。
このバージョンを公開したのは2007年の10月。あと少しで1年以上が経過してしまいます。

さて、更新の予定はあるのか?

一応あります。



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