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最終更新日 2017年05月31日 


 

◆ 開発者ブログ
 
天香具山へ行ってきました。 2017年05月31日(水) 22時24分  
天香具山へ行ってきました。

以前にも行こうと思っていたのですが行けていなかったので、今回が初訪問でございます。

…といっても、天香具山。普通の山です。



はい、この写真の中央にあるのが天香具山です。高さは152メートル。

さほど高い山というわけでもありませんが、百人一首の第2首目、

春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山

…に詠まれていることで有名です。

歌の解説はこちらに掲載しましたので、よろしければご覧下さい。

JRですと桜井線の香久山駅、近鉄ですと大阪線の耳成駅が最寄り駅です。
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百人一首第19句 2017年04月30日(日) 23時05分  
このシリーズでは百人一首を順に解説していきます。
ゆくゆくは百首全ての解説を目指します。

[ 番号 ]
第十九句

[ 歌 ]
難波潟 短き蘆の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや

[ かな ]
なにはがた みじかきあしの ふしのまも あはでこのよを すぐしてよとや

[ よみ ]
なにわがた みじかきあしの ふしのまも あわでこのよを すぐしてよとや

[ 現代語訳 ]
難波潟(大阪付近の海)に生えている蘆の、その短い節の間(のように短い時間)さえも(あなたに)逢わないで生きていろと(おっしゃるのですか)。

[ 品詞分解 ]
難波潟【名詞】 短き【ク活用形容詞「短し」連体形】 蘆【名詞】 の【格助詞】 ふし【名詞】 の【格助詞】 間【名詞】 も【係助詞】 逢は/で【ハ行四段活用動詞「逢ふ」未然形+打消の接続助詞】 こ/の【名詞+格助詞】 世【名詞】 を【格助詞】 過ぐし/てよ【サ行四段活用動詞「過ぐす」連用形+完了の助動詞「つ」命令形】 と【格助詞】 や【係助詞】


[ 文法 ]
・「難波潟 短き蘆の」は「ふしの間」を導く序詞。
・「ふしの間」は「蘆の節の間」と「短い時間」という二つの意味を持つ掛詞。
・蘆、ふし、世は縁語。
・「過ぐしてよとや」の「や」は係助詞なので後に連体形の結び(「言ふ」など)が続くはずだが省略されている(結びの省略)。


[ 読み人 ]
伊勢(いせ) [女性]

平安時代の女流歌人で、三十六歌仙のひとり。父が伊勢守(いせのかみと読む。さしずめ現在の三重県知事と言ったところか)だったため、伊勢と呼ばれるようになったようだ。古今和歌集などにも多くの歌を残している。同じ三十六歌仙のひとり「中務」の母でもある。恋多き女性で恋の歌を読むのが得意であったようだ。


[ 決まり字 ]
4字

[ 解説 ]
「蘆(あし)」は水辺に生える背の高い植物である。その茎には竹と同じように節がある。その節の短さと、時間の短さとを掛けて、少しも会ってくれない男性に対する気持ちを歌った歌である。蘆の短い節のようにほんの少しの時間会ってくれるだけでも嬉しいのに、全く会いに来てくれない。全く会わないまま一生を過ごせというのですか、いいえ、違いますよね。そんな女性の気持ちを込めた歌である。

 
はてしない 2017年03月31日(金) 23時52分  
強意の副助詞「し」のお話です。

唐衣 きつつなれにし つまあれば はるばるきぬる 旅をぞ思う

と言う場合の「し」です。
ちなみに「きつつなれにし」の「し」は過去の助動詞「き」の連体形です。
簡単な見分け方として「し」が無くても意味が通じるかどうか…と言うのがあります。

つましあれば→訳は「妻がいるので」=つま(し)あれば→「し」が無くても意味は通じる

こうなれば強意の副助詞です。

強意というのはなかなか分かりづらいのですが、現代語にもたまにこの「し」が残っていて、その代表格が「果てしない」の「し」です。「果てない」でも意味が通じるのですが、「果てしない」とすることで果てがない様子が強調された表現になります。

この他にも動詞「す」の連用形だとか、形容詞の一部だとか、割と見分けるのが難しいのが「し」です。「果てしない」というような強意の使い方があることは覚えておいて下さい。

※現代語の「果てしない」は「果てしない」で一語の形容詞として扱われます。

 
現代語→古文 の形容詞音便処理 2017年02月27日(月) 21時53分  

古文翻訳装置の次期バージョンの開発状況報告です。

形容詞の口語、つまり少し砕けた言い方にも対応する予定で開発しています。
日本人は何も考えずともやっていることなのですが、
機械にやらせるとなると全部1から教え込まなければなりません。



 
百人一首第18句 2017年01月31日(火) 21時44分  
このシリーズでは百人一首を順に解説していきます。
ゆくゆくは百首全ての解説を目指します。

[ 番号 ]
第十八句

[ 歌 ]
住の江の 岸に寄る波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ

[ かな ]
すみのえの きしによるなみ よるさへや ゆめのかよひじ ひとめよくらむ

[ よみ ]
すみのえの きしによるなみ よるさえや ゆめのかよいじ ひとめよくらむ

[ 現代語訳 ]
住の江(今の大阪市住吉区の辺りの海岸)に寄る波の「よる」という言葉のように、(昼間に人目が気になって会いにこられないのは仕方ないにしても、人目につきにくい)夜までも、夢の中で(あなたは)人目を避けている(私に会いに来てくれない)のだろうか

[ 品詞分解 ]
住の江【名詞】 の【格助詞】 岸【名詞】 に【格助詞】 寄る【ラ行四段活用動詞「寄る」連体形】 波【名詞】 よる【名詞】 さへ【副助詞】 や【係助詞】 夢【名詞】 の【格助詞】 通ひ路【名詞】 人目【名詞】 よく/らむ【カ行四段活用動詞「よく」終止形+現在推量の助動詞「らむ」終止形】


[ 文法 ]
・「住の江の岸に寄る波」は「よる(夜)」を導く序詞
・「よるさへや」の「さへ」は「~までも」の意の副助詞。「(昼だけでなく=昼に付け加えて)夜までも」というように添加の意を表す。

[ 読み人 ]
藤原敏行朝臣(ふじはらのとしゆきあそん)
平安前期の歌人で三十六歌仙のひとり。歌に加えて書道にも通じていた。百人一首にあげられた歌の他にも「秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ 驚かされぬる(秋が来たと目にははっきり見えないけれども風の音に(秋が来たと)自然に気付かされる)」などの有名な歌を詠んでいる。

[ 決まり字 ]
1字

[ 解説 ]
 現実にも会いに来てくれないし、夢の中でも会いに来てくれない愛しい人への思いを詠んだ歌。平安時代は結婚しても男女が共に住まず、男が女の元へ通う「通い婚」が通常であった。作者は男性であるので通う側であるが、この歌は、会いに来てくれない男を待つ女の側の気持ちになって詠んだ歌である。
 平安時代には「自分のことを思ってくれている人が夢に出てくる」と信じられており、夢にも出てきてくれないというのは、つまり自分のことを気に掛けていてくれないということで、待つ側の女性としては非常につらいことだったようである。



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