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最終更新日 2018年03月31日 


 

◆ 開発者ブログ
 
割と単純な処理ながら 2017年10月31日(火) 23時50分  
「など」という古文単語があります。

こなたかなたの御送りの人ども、寺々の念仏の僧など、そこら広き野に所もなし。

…と言う場合の「など」と、

など斯うは泣かせ給ふぞ。

…という場合の「など」。

品詞の面から言えば副助詞と副詞の違いで、
意味の面から言えば「~等」と「どうして」の違いです。
前者の「など」は現代語でも使うので分かりやすい。

「犬や猫などは動物の仲間です」

…という場合の「など」ですね。

と言うわけで、古文を読解する上で覚えなければならないのは後者の「など」です。

ただ、前者の「など」がもっぱら名詞の後につくので判別はしやすい。
…人間にはね。

機械にこの判別をやらせようとすると、前の単語が名詞か否かを判断するという作業が必要になり、これはなかなか難しい。
機械は何を持って名詞を名詞と判断するのか。
正直もうデータベースの問題です。データベースが完璧なら完璧なのです。
古文翻訳装置では、前の単語が名詞の辞書に登録されていれば名詞と判断し、無ければ名詞ではないと判断させています。
登録されていない単語、これを「未知語」と呼びますが、これについては、はい、とりあえずスルーします(^_^;)

辞書の充実、これが命ですね。

ちなみに最初に出した例文の訳ですが、

あちらこちらの葬送の人や、いろいろな寺から来た念仏を唱える僧侶などで、とても広い野原に隙間もない。



どうしてこのようにお泣きになるのであるか。

です。
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箱根八里 2017年09月30日(土) 22時39分  
箱根の山は天下の険…

と、歌い出しからなかなか難解な日本語で始まる「箱根八里」と言う曲ですが…
…え、知らない?

ちょっと前までは学校で良く歌われたようですが、最近は殆ど歌われなくなってしまいました。
かくいう私も学校で習ったことはありません。

この歌、全体的に文語調なので難しいのですが、特に皆さんが勘違いしていそうなのが

かくこそありしか 往時の武士

と言う部分です。皆さん、現代語訳するならどのように訳しますか?

 
夏は来ぬ 2017年08月23日(水) 02時22分  

その曲の歌詞の意味、正しく言えますか?という記事です。

2017年。今年の8月前半はすっきりしない天気が続いていました。
夏と言うより梅雨でしたね。夏なんてこなかったんじゃないかという感じでした。
当然、夏が来ないことなんてあり得ないんですが(笑)

さて「夏は来ぬ」という曲があります。「なつはきぬ」と歌います。
この「来」はカ行変格活用の動詞「こ」「き」「く」…と色々活用します。
今回のコレは「連用形」ですね。従って「き」と読みます。

なぜなら…
1.「夏は来ぬ…」で歌詞が終わっているので「ぬ」は言い切りの形、つまり終止形で、
2.その終止形の「ぬ」と言えば「完了の助動詞」の「ぬ」であり、
3.そしてこの「ぬ」の直前につく用言は「連用形」だから、
です。「ぬ」には打消の助動詞「ず」連体形の「ぬ」もあるので注意です。

つまりは「夏が来た」と言う意味になります。
「夏は木綿豆腐よりも絹ごし豆腐が美味しい」という意味ではありません。

小学校や中学校で習う歌にも古文調のものがいくつかありますが、古文の文法を本格的に習うのは高校生からなので、歌の意味を正しく理解することが難しいことがあります。音楽の授業と古典の授業を融合させられたら面白いんですけどね。

実は歌詞の意味を間違って覚えていた…と言う例は多そうな気がします。こういった事例を集めて紹介できたら面白いかも。

 
高千穂へ行ってきました 2017年07月31日(月) 23時31分  

高千穂へ行ってきました。
九州の宮崎県は北西部にある町です。

古典の世界とも深い繋がりがある所で、日本神話では、「にぎのみこと」という神様が降り立った地とされています。この出来事を「天孫降臨(てんそこうりん)」と言います。そのときは高千穂に水がなかったので、引いてきた水が「真名井の滝」という滝となって現在も流れているそうです。



このあたりは国の名勝、天然記念物に指定されています。



谷の中を通るので、割と上り下りが激しいです。ちょっとした運動です。お陰で散策中は結構暑かったです。もう少し涼しいのを想像して行ったのですが(笑。真夏よりは春や秋など過ごしやすい季節に出かけた方が良いかもしれませんね。今回はちょっと時間が無かったのでかなり駆け足の散策でしたが、次回はもう少しゆっくり巡ってみたいと思います。

 
濃いめのお茶 2017年06月30日(金) 21時39分  

濃いめのお茶が好きです。

で、パッケージに濃いめと書いてあるペットボトル入りのお茶を買ったのですが、そこでふと思ったのです。『「濃いめ」の対義語は「薄め」であり、「薄い目」ではない。「薄め」に限らず、「厳しめ」「易しめ」「固め」「柔らかめ」「高め」「低め」「明るめ」「暗め」…と、あげだしたらきりが無いが、「どっちかというとその性質の方へ寄っている」「程度がそちら寄りである」ことを表す「~め」は形容詞の語幹(嬉しい、嬉しかった、嬉しく…など活用しても変わらない部分、つまりこの場合は「うれし」)にくっつく。この法則を「濃い」にも適応すると、「濃いめ」ではなく「濃め」になるのではないか。』と。

結論から言うとインターネットで調べるとすぐ答えらしきWebサイトを見つけました。

https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/052.html

NHK放送文化研究所のWebサイトです。ただし、理由は「多くの人がそう言っているから」というもの。何らかの法則や起源があるものではないようです。

「濃い」のように2文字の形容詞には「良い」と「無い」がありますが、これは「良いめ」「無い目」とは言わないので参考になりません。その代わり「良さげ」「なさげ」という言い方をする場合はありまして、これは他の形容詞だと「淋しげ」「楽しげ」となります。つまり「淋しさげ」「楽しさげ」ではなく、「良げ」「なげ」ではないわけです。なぜか2文字の時だけ「さ」が入るんですね。これも文法的に何らかの理由があるものではなく、そう言うからそう言うのだと言うしかない類いのものだと思われます。

ちなみに古文には「ここちよげなり」と言うような単語があります。「よさげ」ではなくて「よげ」です。むかしは「よげ」でよかったようです。やはり使われていくうちに「さ」が入った方が言いやすかったり意味が伝わりやすかったりといった理由で変化していったものと思われます。

やはり日本語、例外が多過ぎです。



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