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トップページ開発者ブログ >百人一首第14句
最終更新日 2016年12月31日 


◆ 百人一首第14句

 
百人一首第14句 2016年01月31日(日) 22時20分  
このシリーズでは百人一首を順に解説していきます。
ゆくゆくは百首全ての解説を目指します。

[ 番号 ]
第十四句

[ 歌 ]
みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに


[ かな ]
みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑに みだれそめにし われならなくに

[ よみ ]
みちのくの しのぶもじずり たれゆえに みだれそめにし われならなくに

[ 現代語訳 ]
東北地方の名産である「しのぶもぢずり」という染め物の乱れ模様のように、私の心は乱れ始めてしまった。誰のせいだろう。私のせいではない(あなたのせいだ)。

[ 品詞分解 ]
みちのく【名詞】 の【格助詞】 しのぶもぢずり【名詞】 誰【名詞】 ゆゑ【名詞】 に【格助詞】 乱れ/そめ/に/し【ラ行下二段活用動詞「乱る」連用形+マ行下二段活用動詞「そむ」連用形+完了の助動詞「ぬ」連用形+過去の助動詞「き」連体形】 我【名詞】 なら/なく/に【断定の助動詞「なり」未然形+打消の助動詞「ず」ク語法+助詞「に」】


[ 文法 ]
・「乱れそめにし」の「そめ」は「染め」と「初め」の掛詞。
・「みちのくのしのぶもぢずり」は「乱れそめ」に掛かる序詞。
・「乱れ」と「染め」は縁語。
・「我ならなくに」の「なく」は打消の助動詞の古い未然形「な」に接尾語の「く」がついた形。大学入試レベルの文法問題として問われることはほぼ無いであろう。

[ 読み人 ]
河原の左大臣(かわらのさだいじん)
本名は源融(みなもとのとおる)と言う。住んでいた邸宅が河原院と呼ばれていたことからその名がついた。源氏物語に登場する光源氏のモデルとなった人物の1人と言われている。京都の平等院がある土地は、もともと源融の別荘だったところ。当時は非常に豪勢な暮らしをしていたようで、これらのことから見ても、当時の社会において非常に地位の高かったことは間違いないだろう。


[ 決まり字 ]
2字


[ 解説 ]
恋のために乱れた心を「しのぶもじずり」の乱れ模様になぞらえて歌っている。「しのぶもじずり」とは「しのぶずり」ともいい、現在の福島県の名産である染め物である。「乱れそめ」は漢字で書くと「乱れ染め」と「乱れ初め」との2とおりの書き方が出来る掛詞となっている。布が乱れ模様に染まっている様子と、今まで平穏だった心が恋によって乱れ始めてしまった様子の2つを同時に言い表している。
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