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最終更新日 2017年02月27日 


◆ 失ってわかる冷房の功績

 
失ってわかる冷房の功績 2008年08月15日(金) 18時16分  

 冷房が壊れました。勝手に保護機能とやらが働いて電源が切れます。1年365日あるのにわざわざこんな8月猛暑のまっただ中に壊れるなんて殺意を感じる以外の何物でもありません。

 そんなこといっても平安時代の人は冷房なんかなくても過ごしていたわけで、しかも一二単なんか着てたら暑くて暑くてかなわないのではないかと思うのですが。


 さて、一二単ですが、やはり季節によって違うものを着ていたようですね。
ほかにも、いろいろな工夫で暑さ対策をしていたようです。

例えば、氷室(ひむろ)というものがあります。冬の間にできた氷を夏までとっておくための洞穴のことです。今でも氷室という地名が残っているところがありますが、たぶんそこには昔、氷室があったのでしょうね。貴族たちは、夏になるとそこから氷を取り出してきてかき氷なんか作っていたようです。

『風そよぐ 奈良の都の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける』
という歌が、百人一首の中にあります。
 ちょっとお勉強。文法的には「みそぎぞ」の「ぞ」が係り結びの係の部分で、これを受けて、一番最後が「なりける」と連体形になっています。終止形なら「なりけり」ですね。この一番最後は、断定の助動詞「なり」の連用形と詠嘆の助動詞「けり」の連体形。「けり」は普通過去を表すことが多いですが、俳句などの中で使われると詠嘆を表すことが多いです。詠嘆とは、深い感動を表すいい回しで、「~だなあ、であるなあ」と訳します。
 で、今回の話題の中心は「みそぎ」なわけで、みそぎとは、川で体を清めることだそうです。要するに水浴びですね。この歌は、もう秋かと思うくらい涼しい風が吹いている奈良の夕暮れであるけれど、みそぎをしている人がいるから、まだ夏なんだなあというほどの意味です。

まあ、平安時代に今ほど気温が高かったのかはちょっと個人的に疑問に思っております。国語や日本史の資料集で平安時代の寝殿造りの建物、特に庭なんかを見てみますと、池があったり川があったり、見るからに涼しそうですからね。コンクリートジャングルといわれる現代の都会よりかは気温が低かったに違いありません。

 冷房を全く使わない必要はないと思いますが、地球温暖化が叫ばれている今、設定温度を上げるとか、扇風機を併用するとか、少しは省エネに協力するべきですね。

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