■ 現古翻訳
まずはなんといっても現古翻訳機能。現代文を古文に翻訳できます。
ちなみにですが、
現代文から古文への翻訳 → 現古翻訳
古文から現代文への翻訳 → 古現翻訳
と呼んでいます。
翻訳例↓。
原文入力 : 今日は良い天気ですね。
訳文出力 : けふは良き天気なるかし。
↑こんな感じです。あと、明治時代風にカタカナにもできます。
原文入力 : 今日は良い天気ですね。
訳文出力 : ケフハ良キ天気ナルカシ。
また、旧字体新字体変換機能が付加されました。
「国→國」、「学校→學校」のような変換が可能です。
原文入力 : 今日は良い天気ですね。
訳文出力 : けふは良き天氣なるかし。
カタカナひらがな変換機能、旧字体新字体変換機能ともに、
現古翻訳でも古現翻訳でも使用できます。
現古翻訳では
「ひらがな→カタカナ」
「新字体→旧字体」
です。古現翻訳ではその逆に変換されます。
もちろん品詞分解もできます。
原文入力 : 今日は良い天気ですね。
訳文出力 : 今日【名詞:けふ】 は【係助詞:は】 良い【形容詞「良い」連体形:良き】 天気【名詞:天気】 です/ね【断定の助動詞「だ」終止形+終助詞:なるかし】 。
↑てな具合です。ただ、一部品詞の表記が出力されなかったり、活用形が間違って表示される可能性があります。今後の課題です。
■ 登録単語の拡充
前回の更新の時より、登録単語数が格段に増えました。
現古翻訳辞書、古現翻訳辞書それぞれ、約4万件のデータを収録しています。
■ 訳文適正化機能
インターネット上には、古文を公開しているサイトが多数有ります。
ただ、かっこ()による脚注が多かったり、改行が入っていたりする場合も。
そんなかっこや改行を一括して除去する機能が付加されました。
懇(ねむごろ)ろな
る様かな。
↓
懇ろなる様かな。
この機能を使うことで、正しい翻訳結果を得られやすくなります。
■ その他
古文翻訳装置Ver3.0には、その他にも、画面のデザインの更新や、設定項目の追加、そして前バージョンで発生していた不具合の修正など、様々な更新が含まれています。もちろんフリーソフトであるという点は変わりませんので、公開のあかつきにはぜひともダウンロードしていただきまして、その進化した姿を御覧ください。
公開の詳細な時間は不明ですが、予定としては、2009年09月30日(水)の深夜から更新作業を開始しまして、2009年10月01日(木)へと日付が変わる頃には、ダウンロードできる状態にしたいと考えています。
ご期待ください。
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