「つらい」と「からい」、両方とも漢字にすると「辛い」となります。当然と言えば当然なのですが……。
それじゃあ、「辛い」をインターネットで公開されている日英機械翻訳にかけたらどうなるか。
辛い。 → It is severe.
どうやら、「つらい」の方で判断しているようですね。
まぁ、これだけでは判断のしようがありません。そこで…
それはとても辛い出来事でした。 → That was a very severe happening.
それはとても辛い食べ物でした。 → That was very hot food.
このあたりはさすがです。周りの文脈から判断してちゃんと訳し分けていますね。
おそらく、食べ物関係の単語が周りにあったら「からい」で判断するものと思われます。
さて、古文翻訳装置では「辛し」と入力するとどう出力されるかと言えば…。
辛し。 → 薄情である。
…でした。じゃあ…
この飯いと辛し。 → この飯はとても薄情である。
…食べようとしたら坂を転がっていってしまうおにぎりのような飯でしょうか。
いや、あのおにぎりは結果的にお爺さんに幸福をもたらしたのだから薄情ではなかった…?
とまぁ、何も考えていなかったわけです。申し訳御座いません。
Ver 3.0では修正したいと思います。
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