テレビつけたら「やばい」って言葉についての特集をやってました。
http://www.nhk.or.jp/nihongo/
毎週木曜22:00~やってる番組のようです。
「やばい」という単語は元々危ない様子を表す単語だったのが、
現在はおいしかったりきれいだったりかわいかったりしたときに
やばい。
と言うそうな。「このラーメンやばい」って言ったらすごくおいしい。とか。
で、
・世界的にも負の意味から正の意味になった単語がある。
・枕草子や源氏物語でも「をかし」や「あはれ」といった多義語がでてくる。
といった理由から、一概に言葉の乱れとは言えないんじゃないかと。
そんな感じな内容でした。
だいだいいつの時代も言葉は「乱れ」るものですよねー。
ナウいとか既にナウくないし。チョベリバって今の小学生に通じるかな…。
だから今の「やばい」の使われ方自体は別にやばくないと思いますけど(笑)
多義語は機械翻訳に向かない
↑これ重要。
だっていろんな意味がある単語って前後の文脈から判断しないと意味が確定しないじゃないですか。
テストの前に「やばい」って言ったらテスト勉強してなくて全然自信がないって意味だろうし。
子犬を前に「やばい」っていったら子犬がかわいいって意味だろうし。
やばく自信がないのかやばくかわいいのか、判断できるのが人間のすばらしさ。
しかぁーし、古文にも「やばい」に対応する単語があったー!!
ゆゆし
暇な人は辞書で引いてみて下さい。
・恐れ多い
・恐ろしい
・忌まわしい
・程度がはなはだしい
・ひどい
・美しい
・すばらしい
・勇ましい
いっぱい意味がある。そして良いことにも悪いことにも使う。すばらしい。いとゆゆしき単語なり。
ってなわけで、どんな文脈で使われてるかわからなくても、とりあえず機械的に訳してます。
現代語→古文の翻訳は、なかなか適当な単語が思いつかなくて辞書作成が進みません…。
ぼちぼちやってくしかないかなぁ…。
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