忍者ブログ
古文自動翻訳研究センター 中学・高校の古文学習をパソコンにサポートさせようと試みるページ
サイト内検索  サイトマップ   文字サイズ変更方法
トップページ開発者ブログ >古文
最終更新日 2026年07月31日 


◆ 古文

 
百人一首第7句 2013年08月29日(木) 22時51分  

[ 歌 ]

第七句 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも

阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)


[ 現代語訳 ]

大空を遠く仰ぎ見ると見える月は、昔見た、春日の三笠山に出た月と同じ月であるのだなあ


[ 品詞分解 ]

天の原【名詞】 ふりさけ【カ行下二段活用動詞「ふりさく」連用形】 見れ/ば【マ行上一段活用動詞「見る」已然形+接続助詞】 春日【名詞:春日】 なる【存在の助動詞「なり」連体形】 三笠【名詞】 の【格助詞】 山【名詞】 に【格助詞】 出で/し【ダ行下二段活用動詞「出づ」連用形+過去の助動詞「き」連体形】 月【名詞】 かも【終助詞】


[ 文法 ]

・「春日なる」の「なる」は存在の助動詞で「春日(今の奈良県)にある」と訳す。
・「出でし月かも」の「かも」は終助詞で、しみじみと感じ入っている様子を表す。

[ 読み人 ]

当時は唐という国が支配していた今の中国大陸で、官僚を務めた日本人である。当時の官僚試験は非常に難易度が高く、それに合格したと言うことはかなりの天才だったと言えよう。日本で生まれ、10代の頃に中国大陸に渡った後は、二度と日本へと帰ることはなかった。何度か日本に帰ろうとするも、船の難破などで帰国を果たせず、唐の地で亡くなっている。百人一首に取り上げられている歌は、唐の地で月を見て、故郷を思い出しながら詠んだ歌である。


[ 決まり字 ]

3字


[ 解説 ]
この歌を理解するには、日本への帰国を試みつつも果たせず亡くなった作者、阿倍仲麻呂の人生について知っておく必要がある。この歌は、日本への帰路に詠んだ歌とされており、これから帰ろうとしている故郷を思って詠んだ歌なのである。帰国途中に見えた月は、昔故郷で見た月と同じであり、これからその故郷に帰ると思うと、非常に感慨深いものがあると感じ入っている様子がうかがえる。
PR

 
百人一首第6句 2013年06月30日(日) 18時52分  
[ 歌 ]

第六句 かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける

中納言家持(ちゅうなごんやかもち)


[ 現代語訳 ]

(中国の伝説によれば、七夕の寄るには織姫と彦星を合わせるために、かささぎが天の川に翼を並べて橋を掛けるのだという) 宮中にある階段はその橋によく似ているが、その階段に降りた霜の白さを見ると、もう夜もだいぶ更けたと言うことであるなあ。


[ 品詞分解 ]

かささぎ【名詞】 の【格助詞】   渡せ/る【サ行四段活用動詞「渡す」已然形+完了の助動詞「り」連体形】 橋【名詞】 に【格助詞】   おく【カ行四段活用動詞「おく」連体形】 霜【名詞】 の【格助詞】   白き【ク活用形容詞「白し」連体形】 を【格助詞】 見れ/ば【マ行上一段活用動詞「見る」已然形+接続助詞】   夜【名詞】 ぞ【係助詞】 ふけ/に/ける【カ行下二段活用動詞「ふく」連用形+完了の助動詞「ぬ」連用形+過去の助動詞「けり」連体形】


[ 文法 ]

・夜「ぞ」 ふけに「ける」で係り結び。


[ 読み人 ]

中納言は位の名前で、名字は大伴(おおとも)という。大伴家持。奈良時代に生きた官僚。歌人としても有名で、万葉集には多くの歌を残している。その数は万葉集の一割にもなり、万葉集の編纂に深く関わっていたことが伺える。大伴家持本人が万葉集の撰者ではないかとする説もある。ただ、百人一首に取り上げられたこの歌については、家持の柵ではないとする説も有力である。


[ 決まり字 ]

2字


[ 解説 ]

 冬のひとこまを切り取った歌。「かささぎの渡せる橋」と言われても現代人にはピンと来ないが、当時の貴族にとっては中国の伝説の中に出てくる橋であるということが常識であったようだ。その橋を、天皇が暮らす宮中の中にある階段になぞらえ、その階段に霜が降りて白くなっている様子を詠んだ歌。霜に月明かりがあたってきらきらと輝く様子を星の輝きに重ね合わせている。当時、このように宮中と空の様子とを重ね合わせることは頻繁になされていたようで、宮中の人々を「雲の上人(くものうえびと)」と呼んだり、宮中のことを「雲居(くもゐ)」と呼んだりしていることからも、その事実が読み取れる。宮中は雲の上の存在だったようだ。宮中の様子と天の川に架かる橋の様子とを重ね合わせた歌も、そうそう難解ではなかったのかも知れない。
 なお、この歌にはもう一つの解釈が存在する。実際の空の様子を詠んだものという解釈で、天の川がきれいに輝く様子を見て、その星々を霜にたとえているというものである。どちらが本当なのかは当時の人のみぞ知るところである。

 
百人一首第5句 2013年03月31日(日) 03時35分  
[ 歌 ]

第五句
奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき

猿丸大夫


 
百人一首第4句 2012年10月31日(水) 21時40分  
百人一首解説シリーズ第4弾。全然進まない…でもがんばります!

 
2012年09月30日(日) 20時25分  

秋です。

古文の世界にとって秋は特別な季節なようで、
小倉百人一首にある歌を季節ごとに分類すると、秋の歌が一番多いそうです。

まだ紅葉にはちょっと早いかも知れませんが、きれいな紅葉を見に行きたいものです。


…とか書いてる最中にも台風17号が当センターに接近中でして、被害が出ないことを切に祈祷中です。

そう言えば…

枕草子に台風が過ぎ去った日の情景を書いた部分があるのですが、
台風って意味の古文単語、ご存じですかね?

頻出とまでは言いませんがそこそこ知ってたほうが良い部類なので、
せっかくこの記事を読んで下さったのです。分からない人はこの機会に是非覚えておいて下さい。

答え(選択して反転して下さい)↓

「野分」です。のわき、またはのわけと読みます。



◆ 情報早見表

◆ 来客数

◆ カレンダー
2026年07月 2026年08月 2026年09月
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

◆ カテゴリー

◆ RSS

◆ ブログ内検索

◆ 月別索引




利用規約   推奨環境   個人情報保護   お問い合わせ トップページへ   最上へ

制作:古文自動翻訳研究センター

忍者ブログ [PR]