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最終更新日 2025年08月31日 


 

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百人一首第36句 2023年07月31日(月) 23時59分  

このシリーズでは百人一首を順に解説していきます。
ゆくゆくは百首全ての解説を目指します。

[ 番号 ]
第三十六句

[ 歌 ]
夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ

[ かな ]
なつのよは まだよひながら あけぬるを くものいづこに つきやどるらむ

[ よみ ]
なつのよわ まだよいながら あけぬるを くものいずこに つきやどるらん

[ 現代語訳 ]
夏の夜は(とても短いので)まだ宵だと思っているうちに明けてしまったが、(月が沈む間もないほど短い夜なので、)月は雲のどこに宿っているのだろうか。

[ 品詞分解 ]
夏【名詞】 の【格助詞】 夜【名詞】 は【係助詞】   まだ【副詞】 宵【名詞】 ながら【接続助詞】  明け/ぬる【カ行下二段活用動詞「明く」連用形+完了の助動詞「ぬ」連体形】 を【格助詞】   雲【名詞】 の【格助詞】 いづこ【名詞】 に【格助詞】   宿る/らむ【ラ行四段活用動詞「宿る」終止形+現在推量の助動詞「らむ」連体形】 

[ 文法 ]
・「月宿るらむ」は擬人法。
・「月宿るらむ」の「らむ」は反語、疑問文の末尾にあるため終止形ではなく連体形。

[ 読み人 ]
清原深養父(きよはらのふかやぶ) [男性]
平安時代中期の歌人。百人一首第42句の清原元輔のおじいさんで、清少納言のひいお爺さんに当たる。

[ 決まり字 ]
2字

[ 解説 ]
短い夏の夜を惜しんで詠んだ歌。当時は結婚しても一緒に住まず、夜になると男性が女性の元へ通うことが多かった。そのため、夏の短い夜を惜しむ気持ちが生まれたのだろう。
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あつい 2023年06月30日(金) 23時49分  
2023年6月。第4週から急に暑くなりました。冷房が手放せません。清少納言によれば「夏は夜」だそうですが、熱帯夜ではそんな趣もなく、蛍に怠りを諫められるのが関の山と言ったところです。今年はまだ蛍、見てないなぁ。

 
ハードディスクが壊れました 2023年05月31日(水) 23時06分  
バックアップは出来ていたのでデータの損失はありませんが、ここ数ヶ月でハードディスクが2台壊れました。立て続けなので出費が痛いです。しかしながら、バックアップの大切さを痛感すると共に、そこまでして保存し続ける必要のあるデータなのかふと考えてしまいました。主に旅行に行ったときの写真なのですが、撮るのは好きでも見返す機会はあまりありません。ただ、思い出ではあるので残しておきたい気持ちも強い。いやはや、困ったものです。

 
チャットGPTで古文は現代語訳できるのか? 2023年04月30日(日) 23時57分  
ChatGPTは対話型人工知能と言われるもので、テキストを入力するとさも人間が回答したような回答を返してくれるAIです。ご存知の方も多いとは思いますがいちおうご説明。さて、色々な事に回答してくれると聞いたので古文の現代語訳もできるのかどうか、試してみました。

今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて、 竹を取りつつ、よろづの事に使ひけり。名をば、さぬきの造となむいひける。

現代語訳してもらいました↓

昔々、竹取の老人という人がいました。野山に入り込んで、竹を採りながら、いろいろなことに役立てていました。名前は、さぬきの造と呼ばれていたと聞き及びます。

品詞分解もしてもらいました↓

今は昔、竹取の翁といふものありけり。

今:名詞
は:助詞
昔:名詞
、:記号
竹取:名詞
の:助詞
翁:名詞
と:助詞
いふ:動詞(仮定形)
もの:名詞
ありけり:動詞(過去形)
野山にまじりて、竹を取りつつ、よろづの事に使ひけり。

野山:名詞
に:助詞
まじりて:動詞(連用形)
、:記号
竹:名詞
を:助詞
取りつつ:動詞(連用形)
、:記号
よろづ:名詞
の:助詞
事:名詞
に:助詞
使ひけり:動詞(過去形)
名をば、さぬきの造となむいひける。

名:名詞
を:助詞
ば:助詞
、:記号
さぬき:名詞
の:助詞
造:名詞
と:助詞
なむ:動詞(未然形)
いひける:動詞(過去形)

現代語訳、日本語としては完璧です。最後の「聞き及びます」は逐語訳としてはそこまでの意味はないですが、意味をつかむということでしたら特段問題ないでしょう。

品詞分解の方は助動詞と活用形に誤りが見られます(最初の「いふ」は仮定ではなく連体形、そもそも古文に仮定形はない。など)。また「なむ」は動詞ではなく係助詞です。ただ、かなり出来は良いです。

これは有意義に使えるかも?もう少し試してみようと思います。

 
2023年03月31日(金) 23時08分  
今年の桜、私の住む地域ではソメイヨシノが満開を通り越して既に散り始めています。春は短い。いっときいっときを大切にしてゆきたいと思う、今日この頃です。



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