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最終更新日 2026年06月30日 


 

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百人一首第34句 2021年11月30日(火) 22時10分  

このシリーズでは百人一首を順に解説していきます。
ゆくゆくは百首全ての解説を目指します。

[ 番号 ]
第三十四句

[ 歌 ]
誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに

[ かな ]
たれをかも しるひとにせむ たかさごの まつもむかしの ともならなくに

[ よみ ]
たれをかも しるひとにせん たかさごの まつもむかしの ともならなくに 

[ 現代語訳 ]
私はいったい誰を友人にしようか。 (私は年老いてしまい、長寿で有名な高砂の松くらいしか昔から共に生きているものは居なくなってしまったが、その)高砂の松も昔からの友人ではないのに。

[ 品詞分解 ]
誰【名詞】 を【格助詞】 か【係助詞】 も【係助詞】   知る【ラ行四段活用動詞「知る」連体形:知る】 人【名詞】 に【格助詞:に】 せ/む【サ行変格活用動詞「す」未然形+意志・推量の助動詞「む」終止形】   高砂【名詞】 の【格助詞】   松【名詞】 も【係助詞】 昔【名詞】 の【格助詞】   友【名詞】 なら/なく/に【断定の助動詞「なり」未然形+打消の助動詞「ず」ク語法+助詞「に」】

[ 文法 ]
・二句切れ。
・松を人に例えた擬人法。
・倒置法。一般的な語順であれば一句及び二句が末尾に来る。
・「ならなくに」の「なく」は打消の助動詞の未然形に接尾語がついたいわゆるク語法だが、試験等で問われることはまず無い。

[ 読み人 ]
藤原興風(ふじわらのおきかぜ) [男性]
平安時代前期の歌人。三十六歌仙の1人。役人としての官位は低かったが、歌人としては優秀で、古今和歌集などに作品を残している。詳細な生没年は不詳であるが、歌の内容からは長寿が覗える。

[ 決まり字 ]
2字

[ 解説 ]
高砂とは現在の兵庫県高砂市付近を指し、このあたりに生える松は長寿の象徴としてよく歌に取り上げられている。本作もそのような作品の中の一つ。現在でも高砂市にある高砂神社には、長寿の松として知られる「相生の松」が生えている。
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2021年10月31日(日) 21時06分  
秋です。

今年の秋は忙しくてどこかに出かける予定が今の所ないのですが、
過去に行った旅行の写真から熱海梅園のモミジの写真を。

梅園ですがモミジも綺麗です。



よろしければ是非お出かけください。

 
百人一首を覚えるためのツール開発 2021年09月30日(木) 23時16分  
前回の記事がウェブサイト改修したいなあという話だったので、やりたいシリーズでもう一つ。
百人一首を覚えるためのツール開発をしたいなあと思っております。

Windowsパソコン用に前に開発したものはあるのですが、スマートホンで気軽に使えるアプリが良いかなと思っています。
インターネット上で使えるウェブアプリか、ダウンロードして使うネイティブアプリかは考え中ですが、いずれ作りたいですね。
うーん、完成は2030年くらい…?
時間ない。時間ほしい。

 
ウェブサイトのデザイン 2021年08月31日(火) 23時49分  
このウェブサイトのデザインをスマホから見てもそれなりに見えるようにしたいと考えております。ブログだけはスマホに対応した表示になるのですが、その他のページはパソコン全盛の時代に作ってほぼそのままなので、非常に見づらいのです。WEB2.0などと言われたのも今は昔といった今日この頃ですが、このウェブサイト、WEB1.0も良い所で、CSSなどといった概念が存在せず、段組はテーブルで作るのが定石だった時代の代物です。とりあえずCSS、勉強しないとなぁ…。

 
百人一首第33句 2021年07月31日(土) 23時00分  
このシリーズでは百人一首を順に解説していきます。
ゆくゆくは百首全ての解説を目指します。
やっと3分の1まで来ました…。先は長い…。

[ 番号 ]
第三十三句

[ 歌 ]
ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ

[ かな ]
ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しづこころなく はなのちるらむ

[ よみ ]
ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しずこころなく はなのちるらん 

[ 現代語訳 ]
光は穏やかである春の日なのに、なぜ、桜の花には穏やかな心がなく散っているのだろうか

[ 品詞分解 ]
ひさかた【名詞】 の【格助詞】   光【名詞】 のどけき【ク活用形容詞「のどけし」連体形】   春【名詞】 の【格助詞】 日【名詞】 に【格助詞】   静心【名詞】 なく【ク活用形容詞「なし」連用形】   花【名詞】 の【格助詞】 散る/らむ【ラ行四段活用動詞「散る」終止形+現在推量の助動詞「らむ」連体形】

[ 文法 ]
・「ひさかたの」は「光」の枕詞
・通常、花に心はないので「しづ心」は花を人に例えた擬人法。
・「花の散るらむ」の「の」は主語を表す。いわゆる『主格の「の」』と呼ばれ、「花は散るのだろうか」のように訳す。主格の「の」が使用された文末は連体形で終始する決まりがあるため「らむ」は終止形ではなく連体形である。※ただし、この知識が高校のレベルで問われることはまず無いので無理して覚える必要は無い。

[ 読み人 ]
紀友則(きのとものり) [男性]
平安時代前期の官僚、歌人。三十六歌仙の1人。古今和歌集に掲載する和歌を選ぶ役割を与えられた者のうちの1人であり、自身の歌も数多く古今和歌集に掲載されていることから、歌の実力は相当の者であったようだ。ただし、古今和歌集には、紀友則が亡くなった際に紀貫之などが掲載されていることから、古今和歌集の完成を待たずして亡くなったものと思われる。

[ 決まり字 ]
2字

[ 解説 ]
古典の世界で「花」と言えば桜の花のことを指す。のどかな春の日に桜が咲いている華やかな様子を詠むと同時に、その桜が、春の日ののどかさとは対照的に散り急ぐのを見て、一抹の物寂しさを詠っている。桜の花が散ってしまう寂しさを詠った歌は数多くあり、例えば「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし(世の中に全く桜がなければ春の心はのどかだっただろう)」というような歌が伝わっている。



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