ChatGPTは対話型人工知能と言われるもので、テキストを入力するとさも人間が回答したような回答を返してくれるAIです。ご存知の方も多いとは思いますがいちおうご説明。さて、色々な事に回答してくれると聞いたので古文の現代語訳もできるのかどうか、試してみました。
今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて、 竹を取りつつ、よろづの事に使ひけり。名をば、さぬきの造となむいひける。
現代語訳してもらいました↓
昔々、竹取の老人という人がいました。野山に入り込んで、竹を採りながら、いろいろなことに役立てていました。名前は、さぬきの造と呼ばれていたと聞き及びます。
品詞分解もしてもらいました↓
今は昔、竹取の翁といふものありけり。
今:名詞
は:助詞
昔:名詞
、:記号
竹取:名詞
の:助詞
翁:名詞
と:助詞
いふ:動詞(仮定形)
もの:名詞
ありけり:動詞(過去形)
野山にまじりて、竹を取りつつ、よろづの事に使ひけり。
野山:名詞
に:助詞
まじりて:動詞(連用形)
、:記号
竹:名詞
を:助詞
取りつつ:動詞(連用形)
、:記号
よろづ:名詞
の:助詞
事:名詞
に:助詞
使ひけり:動詞(過去形)
名をば、さぬきの造となむいひける。
名:名詞
を:助詞
ば:助詞
、:記号
さぬき:名詞
の:助詞
造:名詞
と:助詞
なむ:動詞(未然形)
いひける:動詞(過去形)
現代語訳、日本語としては完璧です。最後の「聞き及びます」は逐語訳としてはそこまでの意味はないですが、意味をつかむということでしたら特段問題ないでしょう。
品詞分解の方は助動詞と活用形に誤りが見られます(最初の「いふ」は仮定ではなく連体形、そもそも古文に仮定形はない。など)。また「なむ」は動詞ではなく係助詞です。ただ、かなり出来は良いです。
これは有意義に使えるかも?もう少し試してみようと思います。
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