日本の少子化問題が叫ばれて久しいですが、
ここ数年はコロナの影響もあるのかより深刻で、
2023年の出生数は70万人台前半で、統計が残る中で最低となることが確実だそうです。
古文翻訳装置の利用者も減ってしまうので当センターとしても残念なのですが、
そういう次元の問題ではなく、日本の将来に大きく影響する問題であります。
今年の大学入試を受ける皆さんは現役生であれば18年前に生まれているはずなので、
2005年頃の生まれだと思いますが、この頃はまだ100万人を超える赤ちゃんが生まれていました。
ここ20年弱で20万人減った計算になります。
地方の比較的大きめの市が1年毎にひとつ消滅している感じですね。
日本よりも人口が少ない国のほうが多いくらいですので、
人口が少なくなることが直ちに悪いというわけではありませんが、
これに多死社会の影響も加わるので、人口という観点からはあまり明るい将来とは言えません。
受験競争という観点から、競争相手が減れば大学に入りやすくなるかといえば、
おそらく、特に国公立大学の定員も減るでしょうからそんなことはないでしょうし、
むしろ若者向けのコンテンツ提供市場から規模の経済が失われていくので、
ある程度の人口は維持して行きたい。
特効薬は思いつきませんが、電車で子連れの方に席を譲って少しでも子育てしやすい環境を作るとか、せめてできることはしていきたいなあと思います。
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